とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

16日目 小学校は春休み・・

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              小学校前の掲示板には・・・

 

4/18(火)の早朝、妻のご両親、お姉さん、弟君とそのお友達はNYマンハッタンへ向け、出発しました。マンハッタンに一泊し観光してからLAへ移動するそうです。

 

先日、小学校へ行き、『じゃ、今度の火曜日の朝8:15に子供達と一緒に来てください』と言われておりましたので、家族全員で小学校へ行きましたが、人の気配が少ない気が・・スクールバスも全然走っていなかったし、事務室は暗いし・・廊下を走ってきた子供に『先生はどこ?』ってきいたら、『ホールにいるよ!』だって。ホールへ行ってみると確かに大人の人がいますが、小学校の先生という感じではありません。

 

私『今日の朝8:15に学校に来るように言われたのですが・・』

女性『今日は春休み(Spring brake)ですよ』

私『へ?』

女性『ここは課外活動なんです。ごめんなさい。』

 

ということで、子供たちと来た道を帰りました。小学校にはすぐに通えませんが、その分、家でアルファベットの勉強ができ、時差ボケの矯正にもちょうど良いかもしれません。子供達に、余計な緊張を与えてしまいましたが、ほっとした様子でした。

 

子供達をアパートへ連れ帰り、大学へ向かい、その後、コーネルのHuman Resource Service CenterへOnboarding Appointmentがあり、そちらへ向かいました。今までいろいろな手続きをweb上で進めてきましたが、足りていない手続きをこちらでスタッフと一緒に完了させることができました。コーネルでは私のような外国人がたくさん来るので、海外からの研究員・留学生への対応はシステマティックでかつ、セイフティーネットが幾重にもはられているように思います。

 

その後、SSN(Social Security Number)の申請に必要書類をそろえてIthacaのダウンタウンにあるSocial Security Officeへ行きました。20分ほどで手続きが完了し、夕方になってしまったので、そのまま1時間かけて山道を自転車でアパートまで帰りました。

15日目 ナイアガラの滝へ

f:id:teyrskhagi:20170422023252j:plain      4/17(月)にみんなでナイアガラの滝へ観光に出かけました

 

私たち家族と妻の両親、お姉さん、弟君とそのお友達と、観光へ行こうということでIthacaからBuffaloまで車で4時間、途中、ハイウェイで大きな事故があり、区間閉鎖されていたので一般道を回り道しましたが、まぁ、計算通り、お昼前にはナイアガラの滝へ到着することができました。

 

まずは、アメリカ滝の横から見下ろし、カナダ側へ行けば船に乗って近くまで行けるんだねぇ、と話をしていたら、どうやらアメリカ側からも船が出ている模様。大人18ドルでしたが、これはそれ以上の価値があります。ナイアガラの滝へ行ったならば、必ず船に乗って、滝のそばまで行くことをお勧めいたします。船に乗る前にポンチョが配られますが、足元などはずぶ濡れになります。覚悟していってください。子供たちはカナダ滝が近づくにつれて濡れることによって、どんどんテンションが上がっていきました。滝に最接近したところは台風の日の天気のような状況に、雨と風の暴風雨の中にいるみたいな感じになります。水だけじゃないんです。落ちてきた大量の水が風を起こし、まさに暴風雨にさらされます。

 

船を降り、滝の上まで戻った後、せっかくなのでカナダ側へ渡り、Niagara-on-the-Lakeの街まで観光に行ってまいりました。車を降りてメイン通りをしばらく散策しましたがカナダの街並みはアメリカとはちょっと異なり、ヨーロッパのような街並みでした。カナダへの入国、帰りのアメリカへの入国にはパスポートが必須なので、お忘れのないように。

 

14日目 家族がやってきた

正確には4/15(土)の深夜に妻と3人の子供達、妻の両親、お姉さん、弟君、そして弟君のお友達2名の10名で渡米してきました。さすがに11人はアパートには泊まれないので、弟君とそのお友達は近くのモーテルを取っています。

 

もともとは、妻が一切英語を喋れないので、妻が筆頭での入国審査がとても心配だったところ、昨年末に妻の実家でよくアメリカに来ている弟君に、『Ithacaまで妻を送り届けてくれないか』と無茶なお願いをしたところ、じゃ、両親を連れてアメリカ横断旅行をしよう、となり、お姉さんも参加し、お友達も参加、となりました。

今回、もしもうちの家族だけなら飛行機預け荷物8つをアパートまでどう運ぶか悩みどころでしたが、10名の渡米ということで、空港でレンタカーを2台借りてもらいました。こうして無事にIthacaのアパートまで、家族(と大きな荷物)が無事に着きました。

 

翌日、レンタカーを使用してWal-martへ買い物に出かけました。

自転車では買うことができなかった、テーブルセットをはじめ、衣類の収納ケース、電気スタンド、お皿などなど、たくさんのものを購入することができました。

 

やはり、自動車は必須です。

 

13日目 2度目の週末はサイクリング

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20170428125130j:plain         初めて大学まで自転車で行ってみました

 

二度目の週末がやってまいりました。コーネル大学は多くの自然に囲まれた環境の良いキャンパスです。周りには小さな湖があり、その周りは遊歩道として整備されています。また、いたるところに滝があるのです。川の流れじゃなくて、明らかな滝がいくつもある、つまり高低差があるわけです。アパートの近くのショッピングモールまでもおそらく数十メートルの高低差がありますが、Ithacaの中心街まではおそらく100m近くの高低差があるように思います。とはいえ、今週末には家族がやってくるので、ウォルマートの下見がてら、Ithacaの中心街(ダウンタウン)まで自転車で冒険してきました。

 

交差点に入る度、iPhoneで自分の居場所とウォルマートの方向を確認し、45分で目的地であるウォルマートに到着しました。ウォルマートはアパート近くのショッピングモールのどのお店よりも大きく、いろいろなものが売っていて、しかも安い気がします。これでは、確かに他のお店はたまりませんね。

 

大きなお店を1時間ほどかけて、何が売っているのか確認し、本日の天気予報は午後から雨ということもあり、早々に帰ることにしました。往路は基本下り坂なので、休憩することなく自転車を走らせましたが、復路の上り坂は自転車を押して帰りました。iPhoneで現在位置を確認したら、大学の近くを通っていたので休憩がてら、研究室へ向かいました。研究室で水分補給と休憩をし、そこからの帰り道は一気に帰ってまいりました。ウォルマートからアパートまで約90分、往路の倍ですね。コーネル大学からアパートまでは20分弱ぐらいでした。自転車で通勤(通学?)できないことはなさそうです。もう少し暖かくなったら検討してみたいと思います。

 

12日目 デビットカードのアクティベーション

  f:id:teyrskhagi:20170415103110j:plain     誰かの落書きかと思ったら4/16がイースターなんですね

 

昨日の連絡を受け、ルンルン気分でカードを受取りに行ってきました。すると何やら注意書きが・・電話をしてアクティベーションする必要がありますって・・電話はかなり厳しい要求です。Face to Faceであれば、『こいつ、わかってないな』ということで、途中で話し方を変えてくれますが、電話はお構いなしです。とは言え、早くデビットカード使いたいので、研究室へ戻り、速攻、アクティベーションを試みました。

 

結果、玉砕です。何度やっても、どうもダメみたいな感じです。仕方がないので、窓口へ戻り、アクティベーションを一緒にやってもらいました・・・それでもダメです。窓口のお兄さんが首をかしげながら、オンラインシステムを確認してくれました・・なんと、携帯電話番号の一部がひっくり返って登録されていたようです。再度、携帯番号を登録し、さぁ、アクティベーションと思いましたが、登録変更後1時間しないとシステムが受け付けないそうです。ということで、1時間後、再度、アクティベーションにチャレンジし、結果、成功しました。アクティベーションの手順は以下の通りです。

 

1)カード番号を入力し、最後に『#』

2)入力したカード番号を音声で繰り返すので、あっていれば『1』を押す

3)カード裏のセキュリティコードを入力

4)SSNの最後の4桁を入力

5)PIN(暗証番号4桁)を入力(ここで決定)

6)再度PINを入力

7)完了しましたのメッセージで終了

 

日本では、暗証番号はカード申請時に登録する(セブン銀行さんのデビットカードは申請時に登録でした)かと思いますが、今回のカードでは電話で入力し、決定しました。SSNがない場合(私も現在ないわけですが)はどうすればよいか、窓口で聞いてください。ここで公開する勇気はありません。アクティベーション完了後、早速無駄な買い物をして、暗証番号を入力し、使用できることを確認しました。日本の発想だと、カードを手にしたらすぐに使用できると思いがちですが、きっとこの方式のほうが効率的なんでしょうねぇ。なにはともあれ、これで現金を持ち歩く必要性が激減すると思います。

 

 

11日目 海外送金とデビットカード

  f:id:teyrskhagi:20170414190040j:plain   コーネル大学のマスコットは熊、色は赤(CornellbStore内)

 

昨日、銀行口座を開設したので、早速、日本からの海外送金受取口座として新生銀行に口座登録をオンライン申請をいたしましたが、申請書の最後の『お申し込みチェックリスト』なるものをしげしげと見てみると、『当サービスは日本国内に居住されるお客様に限らせていただきます。ご出国後はご利用できません。』の文字が・・ダメじゃん。急きょ、父を申請者して申込してもらうことといたしました。送金先の銀行口座を開設してからじゃなきゃ申請できないんだから・・私のように日本の大学から給与をもらって、それをアメリカへ送金する、という想定はないんですね。日本に家族が残っていないとダメなシステムなんですね。何かあったとき、海外にいる人とやり取りするのは大変ですもんね・・理解できます。お子さんの留学等には良いシステムのようです。

 

と、していると、昨日、開設した銀行から、デビットカード(含むATM)ができたので、窓口で渡せます、とのメールがきました。一週間どころか、翌日発行とは。コーネルIDカードの発行もびっくりするぐらい早かったですが、こちらも非常にスピーディです。日本出発前にセブン銀行さんで口座開設し、同様にデビットカード付ATMカードの発行をお願いし、10日間で自宅に郵送されてきました。それでも早く処理をしてくれたなぁと思っていたのですが、恐れ入りました。

 

デビットカードができたので、必要最低限以外の現金はチェックアカウントに預入し、電気・ガス・水道・ネットを銀行口座から直接引き落とすように変更しようと思います。

10日目 銀行口座を開設

f:id:teyrskhagi:20170413191548j:plain                                    Cornell store前から撮影した時計台

 

早くも10日目となり着々と生活環境を整えていますが、アメリカ生活で必要なものとして、アメリカの銀行口座を持つことがあります。現在、買い物は現金で済ませていますが、お店の中で現金で買い物をしている人を、私以外見たことがありません。アメリカ人はみな、カードで支払いをしています。日本のクレジットカードで買い物をすることは可能だと思いますが、毎回、円ドル手数料を取られてしまうので、1年間、アメリカで生活をすることを考えると、日本のクレジットカードで生き抜くのは賢くありません。ということで、銀行口座開設にチャレンジしてきました。

Cornell大学にはCornell Storeという日本でいうところの大学生協のようなお店がキャンパス内に存在し、そこに銀行の窓口(ATMじゃなくて対人の窓口)があります。一般的にはSSNがないと銀行口座は開設できないようですが、諸先輩方のwebに大学内の銀行なら、SSN申請中でも大学IDがあれば開設可能との情報をみていたので、ダメもとで窓口へ行ってまいりました。

私『先週、日本からやってきたのですが、銀行口座を開設したいので、必要な資料を教えてください』

窓口担当者『パスポートを持ってますか?』

私『はい、どうぞ』

窓口担当者『SSNは取得しましたか』

私『まだです。これから必ず取得します』

窓口担当者『取得したらまた窓口にきてくださいね。それでは・・・・』

と、口座開設の説明をしてくださり、その後、口座開設手続きをしてくださりました。そして小切手を12枚発行してもらいました。維持費用のかからない口座なので小切手発行には若干の手数料がかかりますが、デビットカードも無料の口座なので、他種類の口座よりも良いと思います。窓口手続き後、48時間以内にネットで必要事項を記入して口座開設は完了となるようです。明日、メールが届き、通常であれば1週間程度でデビットカードが使用できるそうです。私の場合、口座開設に必要だったのは

・パスポート

・コーネルIDカード

・住所を確認できる書類

・携帯電話番号

・現金

の5点でした。来月のアパート代は小切手で処理できそうです。