とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

第33週 Museum of the Earth&Ice skating

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171115015518j:plain                                                  Museum of the Earth 

これまでにも雪がちらつくことがありましたが、先週末にとうとう雪が積もりました。とても寒く、私的には外へ出かける気になりませんでしたが、子供達はお出かけする気満々、ということで、週末にMuseum of the EarthとCass Parkのスケート場へ行って参りました。
Museum of the Earthはあまり大きな博物館ではありませんが、なんといっても『化石探し体験』ができることが一番の魅力だと思います。Ithacaの周辺の地層から化石が取れるのだそうで、自分が見つけた化石はおうちへ持ち帰ることができます。ここへは長男がIthacaへやって来る前に下の子供たちを連れて一度訪れておりますが、その際には、午後だったこともあり、あまり良い化石をゲットできませんでした。今回は、開館直後に一番乗り、化石探し体験ブースへ長男と二人で直行しました。砕かれた一つひとつの石の表面をなめる様に見渡し、汚れがある時は歯ブラシでこすり表面を磨いてみます。本来は寒空の下で化石探しをするモノだと思いますが、室内で、しかも石もある程度の大きさに割いてくれていて、手軽に化石探しを体験することができます。前回、訪れた時には気づかなかったのですが、化石探し体験ブースの横には、光学顕微鏡モニタがあり、大きな画面で石の表面を拡大して見ることができます。何やら奇妙な貝とは違う化石を発見し、このモニターで拡大してみると、細かな点々がいっぱいついており、スタッフの方にお伺いしたところ、三葉虫の頭の部分が転写された化石とのことでした。その後、三葉虫の体の化石も発見することができました。どのタイミングで化石の入った石が追加されるのかわかりませんが、前回よりも今回の方が(自分的には)良い化石が多かったように思います。恐竜の化石はさすがに発見はできませんが、海中の生物のいろいろな化石を見つけることができるので、面白かったです。長男はとても良いアメリカ土産ができたと満足そうでした。

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171115015601j:plain                                      Cass Parkのスケートリンク

アメリカの小学校では、PTAによる子供達のサポートが厚く、少額の費用で放課後に色々な体験をさせてくれます。アイススケート教室もその一環で、毎週とある曜日にCass Parkのスケートリンクまでスクールバスを利用して送り迎えかつ滑り方の講習をしてくださります。長男は小さいころから妻の実家近くのスケートリングで一緒にアイススケートをしておりましたが、震災後、スケートリンクが使用不可となってしまっているので、長女と次男アイススケート未体験でしたが、二人とも挑戦したいということで、アイススケート教室に登録しました。これまでに都合3回のレッスンを受けたわけですが、長女と次男が家族みんなで滑りたいというので、Cass Parkのスケートリンクへ三男も含めて家族6人で行って参りました。長男は久しぶりのスケートでしたがすぐに感を取り戻すことができたようです。長女と次男はまだほとんど滑れないのではないかと思っておりましたが、想像以上に滑ることができていました。12月までスケート教室は続くので、もっともっとうまくなるだろうなぁと思います。そして初体験の三男でしたが、スケートリンク上に初心者用に赤いコーンが置いてあり、それにしがみつきながらなんとか滑ることができました。そして妻、実に20年ぶりのスケートだそうですが、チョコチョコ歩いているだけ・・・滑れていません(爆笑)。翌日、私と妻と長男は筋肉痛でした。氷の上でバランスをとるために普段使わない筋肉を酷使していたようです。アイススケートを家族で楽しめることが分かったので、また行きたいと思います。

第32週 Happy Halloween!

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171101233504j:plain        Elmentary Schoolの仮装行列

昨日10/31はHalloweenでした。日本でのHalloweenと言えば、渋谷で若者たちが仮装して集まること、あとは幼稚園のイベントとして仮装の日があるぐらいで、Halloweenが身近なものとは感じることは少なかったわけですが、今年は本場USAでの本物のHalloweenを体験することができました。こちらでは夏休み後半にはWalmart等の大型店舗では新学期に向けた学用品特設売場ができるのですが、夏休みが終わる9月に入るとその特設売場がそのままHalloween特設売場へと変貌します。子供用衣装から大人用の衣装まで、Halloweenが近づくにつれて通常売場までHalloweenグッズに侵食されていきます。それに合わせ、市内のいたるところでHalloweenの飾りつけがはじまります。うちもカボチャを購入しジャック・オー・ランタンを作りました。そして先週、食品スーパーのWegmansでのHalloweenイベントに始まり、Hershey Parkでのイベントを経験し、こんなにお菓子がもらえるの?ってぐらいお菓子をいただきました。そして昨日10/31、いよいよ本番へと突入しました。

まずはElmentary Schoolの仮装行列です。学校から帰ってきてから仮装をし、再登校します。すでに学校にはたくさんの子供達が様々な仮装で大盛り上がりしています。学校を出発し、周辺を練り歩きました。今思えば、この仮装行列はこれからいくぞ!という出発式という位置づけでした。仮装行列が終わり、仮装したまま学校の遊具で一通り遊んだ後、じゃ、5時に○○の家の前に再集合と子供達同士で約束をしておりました。

家に帰り、お手洗いだけ済ますと約束の5時になってしまいました。お友達の家を起点にHalloween第2弾としてアパートの敷地内10棟すべてを回りました。一応アパートには事前に『5PM-8PMまで、Halloween待っているよ!』的な掲示があり、その掲示をドアに張り付けている家を回るのが基本ですが、ご同行のお友達はそんなのお構いなしに知らない人の家のドアをたたきます。『紙が貼っていないおうちじゃない!』と聞くと、『飾りがあるから大丈夫!』とのご返答。なるほど、さすがは何年も本場Halloweenを経験している子供達です。ちゃんと掲示がしてあるおうちは1割ぐらい、本場アメリカ人の方のお部屋が多かったように思います。時間にして1時間弱、じゃ、次はFall Creekへ行こうということになりました。

Fall Creekとはイサカ滝の近くにあるFall Creek Elementary Schoolの西側4x4ブロックぐらいのエリアをさし、ここはIthaca市内でも有名なHalloween地帯?なのだそうです。車でFall Creekへ向かいましたが、すでに車を停める場所がありません。とりあえず、子供達と妻を下ろし、私は車を停められる場所を探しにこのエリアを回りましたが、どの家の前にも子供達がたくさん仮装していて歩道が人であふれておりました。各家の前にはその家主がお菓子箱を持って待っています。家々の飾りつけもすごかったです。またピカピカ光るデコレーションされた10台以上の自転車が通りを走っていました。本当に縁もゆかりもない、知らない人の家に行き、たくさんのお菓子をいただきました。Ithaca中の子供達が集まってきているようでした。ここまでの地区を挙げての一大イベントとして定着させるのに何年かかったのか、想像もつきません。『子供たちを喜ばせよう!』という大人の強い意志を感じました。日本では色々な理由でここまでは絶対にできないだろうなぁと思いますが、さすがはUSAと感じる本物のHalloweenを体験することができました。

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        今回のHalloweenでいただいたお菓子

第31週 Hershey Park

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171031021652j:plainなぜ3本もタワーが必要なのかって?行けばわかります。

本当に週末お遊び情報ブログになってしまっています。
先週末は1泊2日でHershey Parkという遊園地へ行って参りました。Ithacaから車で約4時間Pennsylvania州のHersheyにある、あのチョコレートのHERSHEY'Sの本社があるHersheyです。Hershey Parkは遊園地、すぐ横のHERSHY'S CHOCOLATE WORLDが工場見学用施設という感じでしょうか。近くにスタジアムなどいろいろな施設があり、周辺ひっくるめて巨大なチョコレートテーマパークとなっています。

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171031021811j:plainまずはHERSHY'S CHOCOLATE WORLDへ行き、ディズニーランドばりの乗物(無料)に乗って、チョコレートの製造過程を見学します。さすがはHERSHY'S。無料とは思えないクオリティのアトラクションでした。HERSHY'S CHOCOLATE WORLDにはその他、有料のアトラクションがいくつかありますが、全部体験する時間はないので、オリジナルチョコレートづくりを体験しました。オリジナルチョコとなってますが実際にはたくさんの選択肢の組み合わせでオリジナルチョコを作るというものなので、あまり期待をしておりませんでしたが、ベルトコンベアー上に自分のチョコレートがやって来ると名前が表示され、注文通りどんどん出来上がっていく工程は見ていて意外とテンションが上がりました。また、パッケージのデザインも自分でできるため、ここでも子供たちはかなり盛り上がり、楽しんでいました。17:00からHalloweenイベント開始ということで、早めの夕飯を食べ、下三人は衣装に着替え、HERSHY'S CHOCOLATE WORLDのチェックポイントをめぐりました。もらえるお菓子は当然HERSHY'Sブランドのもの(笑)。そして続いて、本命のHershey Parkへ向かいました。こちらも同時刻より、Halloweenイベントが開始していました。東京ディズニーランドに比べれば狭い敷地ですが、アトラクションの密度が半端ありません。日本でいう富士急ハイランドのイメージが近いでしょうか。長男はみんなと写真を撮った後すぐさま一人別行動、コースター巡りとなりました(笑)。下3人はHalloweenイベントのチェックポイントを探し求めながら、お子様向け遊具に乗りました。中高生だけでなく、4歳児でも十分楽しめるアトラクションが多数ありました。結局夜9時過ぎまでParkで時間を過ごし、クタクタになってホテルへ向かいました。アメリカのホテルは日本のような1名いくらではなく、1室いくらという料金体系なので、6人で泊まれる大きさの部屋を1室借りるだけで済むので、日本と比べてとても割安です。
翌朝、遅めの朝食をホテルで取り、またHershey Parkへ向かいました。長男は前日に稼働中のコースターは制覇できたということで、2日目は家族6人で園内を回りました。長男の提案で久しぶりに『すごいジェットコースター(トップ画面右下の赤レールのやつ)』に乗りました。まずは妻と長男、その後、私と長男。妻はまだまだいける、とのことでしたが私にはもう無理なようです。日本では4歳児が乗れるジェットコースターというとスピードの出ない距離の短い『なんちゃってコースター』だと思いますが、Hershey Parkには4歳児でも乗れる『ホンモノコースター』があり、そのコースターに家族6人で乗ることができました。私たちが乗っている間に他のお客さんが来なかったので、出口にむかうことなく、そのまま2連続で(笑)。三男はそのコースターが一番楽しかったそうです。夏のシーズンだと水を使ったアトラクションが多数あるので、夏に来たら最高ですね。Halloweenイベント中でも最高で30分待ち、ほとんどの乗物は10分以内で乗ることができるので十分満足度の高い遊園地だと思います。

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171031021728j:plain    2日間のHalloweenイベント戦利品(次男作)

※日本の遊園地とは異なる点※
・日本では通常乗物には身長(または年齢)○○以上の制限のみですが、Hershey Parkでは身長○○から○○までと、まさかの上限があり、子供を乗せたら親は退場という乗物があります。

・夏休み期間中は毎日営業をしているようですが、オフシーズンは平日がお休みのようなので、営業時間を含めて事前にwebをチェックする必要があります。10月は週末のみの営業でした。(HERSHY'S CHOCOLATE WORLDは平日も開いているようです)

・私たちはWORLDの方の駐車場に止めました。平日はParkがあいていないので無料のようです。Parkが開いている時間帯は3時間まで無料、3時間から5時間までが15ドル、5時間を超えると40ドルととてもユニークな料金体系でした。Parkは手に判子を押してもらことで再入場可なので、駐車場から一度出ることで駐車時間のリセット可でした。(ちなみにParkの駐車場はかなり広く、場所によってはPark入口まで距離があります)

第30週 2017 Homecoming Weekend

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171024000257j:plain         前夜祭(スタジアムにて)

最近、週末にどう遊んだかの情報ばかりで、これで海外研修の記録になるのか一抹の不安があるわけですが、今週も性懲りもなく週末のお楽しみ情報となります。私が所属している日本の大学でも10月の日曜日に『ホームカミングデー』が開催され、回数もすでに20回は越えているはずです。その内容はというと基本卒業後5,10,15,20・・・35年の卒業生に対し、招待状を送り、式典と懇親会、講演会を開催するという、純粋に『卒業生に大学に帰ってきてもらおう』という企画です。これはこれで悪くはない企画だと思いますが、CornellのHomecoming Weekendは規模が桁違いです。金曜日の夕方にはアメフトスタジアムでコンサートがあり、フィナーレは花火とレーザービームショウ、土曜日にはBig Red Fan Festival(アメフトのイベント)そして午後はアメフトの試合で盛り上がります。ちゃんと『Return to the Classroom』というイベントもやっていますが、webの案内でも一番下の方にこっそりと書いてあるので、こちらはおまけみたいになちゃっているようです(笑)。卒業生のためというより、在学生とIthacaに住む住人のためのイベントのように思えます。あの大きなスタジアムがほぼ満席となるのでからすごい集客力です。yutubeで『cornell 2017 homecoming fireworks』と検索をするとスタジアムでの花火とレーザービームショウの動画が出てきます。中々動画では伝わりませんが、かなりの至近距離で花火が上がり、スタジアムであんなに本格的な打ち上げ花火を打ってしまうなんて、ホントUSAはすごいと思います。音と光、そして煙がレーザーショウにとてもマッチしていました。子供達はコンサートでは寒くてあまり乗り切れていなかったようですが、花火とレーザーショウには大満足の様子でした。

そして、日曜日には、おそらく暖かな週末は最後になるであろうということで、妻のお友達5家族でStewart Parkでバーベキューをしました。とあるアメリカ人パパさんは、なんとカヌーを車に積んできてくださり、うちの子供達はカヌー漕ぎも体験させてもらいました。カヌーなんて、東京ディズニーランドでの乗物だと思ってましたよ。アメリカ人パパさん、子供達を楽しませるため、すごいパワフルでした。カヌー漕ぎにまったく自信のない私はテニスコートで、うちの子じゃない子達とテニスをして楽しい時間を過ごしました。あとでうちの子に『なんで、テニスやらなかったの?』って聞いたら、『テニスなんていつでもできるじゃん。カヌーは今日しかできないもん!』って、ごもっともなご回答でした。でも日本に帰ったら、『テニスはいつもできるもの』じゃなくなるんだけど・・日本ではなかなかこういう週末は過ごせない、ていうかまずないですよね。休憩時間(笑)にカヌーを持ってきてくださったアメリカ人パパさんとアメリカの教育と日本の教育の違いについて話を聞きました。『Youはコーネル大学とかその周辺の小学校、アメリカの中でも特に教育レベルの高い学校しか見ていないから、アメリカはすごいと思っているのかもしれないけど、本当のアメリカの教育を知ったら、日本の方が圧倒的に良い教育をしているって思うはず、確かにアメリカは上を見えればとんでもなく上まで、でも下もとんでもなく下まであるからねぇ』とのことでした。そして『日本は資源がないっていうけど、日本の資源は間違いなく“人”だよ』と教えてもらいました。日本人はもっと胸を張って世界で活躍しないといけないですね。そうそうあと、『いつもは10月中に雪が降るからねぇ、恐ろしいよIthacaの冬は!』と教えてもらいました。冬の用意を始めないと・・・

第29週 Thousand Islands へ

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171017003212j:plain         絶対お勧めの観光スポットです

以前、長女のお友達(韓国)のお父さんに『どこかいいところある?』とお伺いした時に、Ithacaにいる間に行っておいた方がいい場所の一つとして『Thousand Islands』を教えてもらいました。webで調べたら、子供達も『行ってみたい!』ということで、大分前から行こう、行こうと思っていたのですが、色々とあり(コーニングへ行った時ははまだ紅葉には早いと・・・)、先週、これ以上遅くなると、この寒さで葉っぱがすべて散ってしまうとだろうと、天気予報は微妙だったのですが、思い切って行って参りました。
朝6時過ぎに家を出て、予定通り9時前にセント・ローレンス川の船乗場に到着しました。目当ての2時間クルーズの船は10時出航だそうで、船のチケットとBoldt城観光チケットを購入しました。船は2階建てで屋上(屋根なしの3階?)はデッキとなっていて、天気予報では午前中の降水確率20%ということでどこに乗るか悩みましたが、雨が降らないことを信じて、3階のデッキの席に乗りこみました。3階のデッキではお姉さんがマイクを持ってノリノリで観光案内をしてくださりました。アメリカの皆さんは本当にノリがいいです。アメリカ・カナダの国境を超える時もそのタイミングをユーモアたっぷりにしっかりと教えてくださりました。Thousand Islandsの島々は基本、個人所有とのことで、大富豪さんが夏の間だけの別荘として利用されている建物が多く、どれも見栄えの良い高級そうな建物がおおかったです。Thousand Islandsの島の定義は『木が生えていること』なのだそうで、とても小さな島には取ってつけたような1本の木と島ギリギリの大きさで小屋が立っていたり、実用的には?な建物も多数あり、絵本にあるようなおとぎの国の世界が現実になっちゃった、みたいな感じです。

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          ネタですよね?


約2時間のクルージングを終え、最後にBoldt城のあるハート島へ行きました。乗ってきた船はすぐに出航してしまいましたがハート島へはシャトルボートが20分間隔ぐらいで往復しているようなので、帰りは適当な船で帰るみたいです。(チケットの半券を渡されなかったので、ちょっとドキドキでした)

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        Boldt城はとても立派なお城でした

ハート島でお弁当を食べ、まずは島の周辺を散策し、その後、Boldt城を観光しました。お城の中ではBoldt城の説明映像があり、Boldt Jr.はCornell大学で学んでいたのだそうで、ちょっと親近感がわきました。Boldt城はホテル王だったBoldt氏が奥様へのプレゼントとして建てたお城なわけですが、その奥様が急死してしまい、工事が中断され、3階と4階の内装は未完成のままとなったのだそうです。島もハート型、お城のいたるところにハート型があり、花壇もハート、とてもロマンチックですが、ちょっと切ない歴史があります。でも1階と2階の装飾は完璧で、観光をしたその日は1階の一室と庭園を借りて結婚式をされている方がおりました。そういえば、クルージング中3階のデッキでプロポーズして指輪を渡していたカップルもいました・・・本当にアメリカの方々はノリがいいです。3階デッキに乗っていたみんな(うちら家族も)で熱烈祝福してあげました。さすがはUSA!

第28週 FARMERS MARKET

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171012050702j:plain         こんなににぎわっているなんて

川を挟んでCass Parkの向かい側、Stewart Parkの隣という立地で毎週土曜日と日曜日にFARMERS MARKETが開催されています。5月頃、どんなものか覗きに行きましたが、『午前9時から』となっているにもかかわらず9時にいったら、ほとんどお店は開いていない、お客さんも全くいない様子だったので、車から降りることなく立ち去ったという過去があります。まぁ、畑の横で売っている無人販売みたいなものかと、思っていたわけですが、週末のお昼ごろに13号線を走ると、FARMERS MARKETの入口が渋滞しているのを見て、もう一度、時間をずらしていってみよう、となりました。とは言え、渋滞するのは嫌なので、10:30頃に行ってみたところ、すでに駐車場が混んでいて、かなりにぎわっている様子です。車を停める場所がすぐに見つからない様子だったので、家族を先におろし、駐車場をグルっと2周してやっと止められる場所を見つけました。家族を探していると、先ほど降車した場所から数メートル、ほとんど動いていません。娘に話を聞くと、まだ最初のお店を見ている状態なのだそうです。
FARMERS MARKETと聞くと、野菜と果物を売っているだけなのかと思いましたが、多種多様なお店があり、手作り雑貨をはじめ芸術作品と呼べるレベルのものも売っているお店もあり、もちろん新鮮なお野菜も売っているお店もありますし、ファストフード的なものも売っているお店もあったり、とても小さなお店が50店舗ほどひしめき合っています。結局端から端まで全部のお店を見るのに1時間半もかかってしまいました。リピート確実ですね。午後に車で行くと大変そうです。入るのも大変だし、駐車スペースを探すのも大変だし、そして出るのも大変そう。FARMERS MARKETは午前中がお勧めです。

第27週 海外研修6か月が経過

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171006021739j:plain       久しぶりに時計台を撮影しました

本当に早いもので1年の研修期間の折り返しを迎えました。一人で渡米するか、家族を連れていくか、非常に悩んだ挙句、家族と共にIthacaへやってきたわけですが、その選択は間違いではなかったことを確信しております。


中学3年生である長男は日本にて1学期と部活を終わらせてから夏休みに遅れてこちらへやってきました。当初の予定ではMiddle Schoolに入れるつもりが、High Schoolに通うことになってしまい、本人もかなり緊張をしておりましたが、同時期に日本からやってきた(英語に不自由しない賢い)同学年の子と同じグループに入ることができ、その子を通じて仲間が広がっているようです。先日も『オレが学校の中で一番英語ができないやつなんだから、アメリカ人の友達なんてできるわけねーよぉ』と申しておりましたが、そのスーパー同級生の子のおかげでランチを同学年の子達とグループで楽しく食べている写真を見せてくれました。今週末の夜にそのスーパー同級生の誘いでダンスパーティなるものに行くのだそうです。映画Back to the Futureにあったあんな感じのダンスパーティに行くのだそうです。受験生なのに・・・(笑)。Middle Schoolの先生がおっしゃっていたようにHigh SchoolのEnglish as New Language(ENL)の組織が非常にしっかりしていて、学期開始直後、宿題の多さに『これじゃ、受験勉強に手が回らない』と思ったわけですが、毎日の最終時間をENLに充ててくださり、その日の他の授業で出た宿題の手ほどきをその時間でしてくださるので、家に持ち帰った宿題はやることが明確になっていて、手間取ることなく終わらせているようです。かと言って受験勉強を一生懸命やっているようにも見えませんが・・・(笑)。結果としてMiddle Schoolに行くよりもHigh Schoolに通えたことは長男の人生においてもとても幸運なことになるかもしれません。
小学4年生の長女の方は仲良しの日本人の友達と同じクラスになれなかったわけですが、その分同じアパートに住む韓国籍の女の子と仲良くなり、学校ではそこそこの英語を使って過ごしているようです。もしかすると、小学校の先生方は娘の英語力を上げるために、あえて日本人の女の子と別のクラスにしたのかもしれません。長女も英語力がつき始めているようで、うれしく思います。
そして小学1年生の次男は、性格的に最も心配をしていた子でありましたが、過去のブログの記事で紹介した通り、最初の友達ができるまでは大変でしたが、その後は少しずつ友達が増え、今では毎日の学校が楽しいと申しております。
妻と末っ子も家に引きこもることなく、市内の日本人友達の輪を日々広げております。今日の午前中も、8月に旦那さんの留学とともにこちらへやって来た奥さんと子供がうちに初めて遊びに来るのだそうです。子供達のたくましさは妻譲りなのかもしれません。
子供達のおかげで、友達のご両親と知り合いになることができたことは非常に幸運なことだと思います。毎朝のSchoolバスの見送りでは朝の雑談なぞをし、たまに私がバスでコーネルへ向かう時に、同じバスに乗れば途中いろいろな雑談をしてもらえます。私の英語の方は、まだまだ、聞き取れない、私の発音では通じないことが多々ありますが、今以上に雑談ができるように日常的な英単語や言い回しをもっと身につけたいと思います。もしも妻と子供達と一緒に渡米していなければ、私のIthacaでの人間関係はほぼ研究室の中だけ、いいとこ、隣に住んでいるマイクと知り合いになり稀に話をするだけの寂しい生活だったかもしれません。もしも、仕事や留学など、家族を連れていくかどうか悩んでいる方がいらしたら『絶対家族と行ったほうが良い』と断言できます。

 

今回もついつい長文となってしまいました。ちょうど今は科研費申請書を作成する時期ですねぇ。私も科研費の申請準備を進めておりますが、共同研究者様からの指摘を受けて、全面的に書き直しをせねば・・・学内提出締め切りに間に合わせねば。