とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

海外研修の準備 5. お金のこと

気が付けば、あと数日で出発となりました。

ビザ取得後、飛行機の手配等、他人様にはどうでもいい情報ですが、記録として残します。

 

ちなみに家族6人の渡米スケジュールは

4/3 自身が単身で渡米

4/15 妻と下3人の子供たちが渡米

8/6 長男が渡米

となっております。

 

自身の飛行機チケットと海外旅行保険の手配は、大学生協でプロのG氏にお願いいたしました。海外で1年過ごす場合は一般的にはオープンチケットと呼ばれるチケットを取るそうですが、帰りは経路を変えてNYマンハッタンによって帰りたかったので、生協G氏のアドバスの元、片道でアパートに最寄りの空港でアパートへ直行できる時間帯の便を取りました。

 

ところで、なぜに長男一人で大丈夫?そもそも夏まで生きていけるの?

 

長男との話し合い、担任の先生と相談の結果、部活の夏の大会終了後に渡米となりました。妻らが渡米したのちは私の両親が長男の生活をサポートしてくれて、さらにアメリカまで同行してもらうことになりました。両親に感謝いたします。

 

自身以外5人分の往復の飛行機代は時期にもよるのでしょうが約100万です。

海外旅行保険は家族6人で総額約80万。

NY州では6人で住む場合、3bed roomじゃないとダメなんだそうで家賃1800ドル・・・今、1ドル110円ぐらいなんで、月20万円・・・

 

『お金じゃ買えない価値がある』の言葉を信じてます。

 

アメリカに着いてからの滞在費をどうするか、いろいろ調べましたが、

1)現金5000ドル持ち込み(10000ドルまで可能だけど)

2)SSNを取って、アメリカで銀行口座を開設し、ネット銀行から海外送金

3)保険としてクレジットカード

との結論に至っておりました。そう、至っておりましたが、アメリカでの銀行口座開設の予習としてwebでせっせと調べておりましたら、『セブン銀行 海外送金サービス』なるものを見つけました。

このサービスの利点は

・アメリカの銀行口座を開設していなくても送金可能

・送金手数料は金額ごとに明確でお手頃

注意が必要なのは

・送金限度額は年間300万円まで

・SSNがないと1回の送金限度は3000ドル

・Westen Unionの手数料込だからだと思いますが、レートが高め

とのこと。

 

電話で問い合わせをしたら、窓口で口座開設をすればギリギリ妻が渡米する前に完了するかも、ということで、すぐに窓口のあるJR上野駅へ向かいました。

セブン銀行 海外送金サービス』がSSN取るまでのつなぎになったら安心だなぁ。

海外研修の準備 4. いざアメリカ大使館へ(面接)

2017年2月中旬

Jビザ申請のため、アメリカ大使館へ面接を受けに行きます。

家族全員6人分のDS-160を作成し、支払いを済ませたらweb上から面接予約をします。13歳以下の子供は面接を免除されますが中学校2年生の長男は面接対象です。1日学校をお休みさせるのは忍びないので、朝一番の時間帯で予約を取りました。面接の予約の仕方はすでにいろいろな方が記録を残してくださっているので、今回はアメリカ大使館へ行った思い出みたいな話となります。

 

千代田線の国会議事堂前駅で下車、首相官邸前を抜けて、ひたすら坂を下り、道沿いに進んでいくと、(右にまがったかな?)アメリカ大使館が正面に見えます。

面接予定時間10分前に到着しましたが、すでに20名以上の行列・・セキュリティーチェックを受けるのに30分以上待ちました。

 

セキュリティーチェックを通過すると、やっとアメリカ大使館の建物へ・・と思ったら、入口で必要書類のチェックを受けます。

その後、やっと建物の中へ入れます。

 

窓口で書類を提出、10本指すべての指紋をとり、いよいよ面接です。

諸先輩方のwebをみて、自身が英語での面接は重々承知しておりましたが、なんと長男(当時中2)まで英語で面接に・・マジですか・・ちなみに妻は日本語で面接でした。

 

長男がテンパってしまい、完全にまっしろになっていたので、後ろから助けようとしたら、面接官さまに制止されてしまいました。

 

夫婦で祈る思いで面接を見守っておりましたが、最後は日本語で質問してもらえました。面接官さまの感じだと、英語力を試すというよりも、本場の英語を聞かせ、長男にエールを送ってもらえたように思います。せっかくアメリカ行くんだから、英語を頑張ってねって。

 

一週間後、無事、家族6人全員分のビザが送られてきました。

 

ビザが郵送されてくる日にSMSに010から始まる身に覚えのない番号から文字化けしたメッセージが届き、『やっちまったかー』と思いましたが、『ビザ、発送したよ』的なメッセージだったようです。

 

めでたし、めでたし。

 

海外研修の準備 3.Jビザ申請

受入大学からDS-2019が届いたら、次はいよいよJビザの申請です。

Jビザ申請に必要なもの

1)DS-2019書式

2)DS-160(アメリカ大使館webからオンライン申請)

3)パスポート

4)証明写真

5)面接予約確認書

6)I-901 SEVIS費用確認書

7)日本の大学からのアメリカ在中の給与証明(英語)

8)銀行残高証明(英語)

9)戸籍謄本(原本と英語訳)

上記のモノはアメリカ大使館の面接の際に持参する必要があります。

 

給与口座残高証明(英語)の作成を銀行に依頼したら3週間と言われ焦りました。

実際には1週間で郵送されてきました。戸籍謄本の英語訳は自分で作成しました。

海外研修の準備 2.DS-2019の取得

自分が所属している大学から海外研修の許可がもらえたので、Jビザ取得のための準備を進めます。

 

Jビザを取得するためには受入先大学から専用書式(J-1 APPLICANT INFORMATION)を送ってもらい、必要事項を記入し、返送します。

 

この書式の裏付け資料として

1.SOURCE OF FINANCIAL SUPPORT 

 → メイン銀行の通帳(残高)のコピー(英訳付き)

2.ENGLISH LANGUAGE PROFICIENCY 

 → 私の所属する研究所の所長に証明書を書いていただきました

  (本来はTOEFL等の点数をつけるらしいですが・・・)

を添付し、J-1 APPLICANT INFORMATIONを返送後、約2週間で家族6人分のDS-2019が家に届きました。

 

 

海外研修の準備 1.Invitation letter

2016年11月中旬

本学のM教授を通じてコーネル大学のA教授より、Invitation letterをいただきました。

なんと『Visiting Scientist』として、受け入れて下さるとのこと。

『Visiting Scientist』といえば、先生方が在外研究に行かれる身分と同じです。

 

早速Invitation letterを日本語に訳し、大学事務局へ提出しました。

 

 

 

 

 

海外研修の準備 0.まえがき

2015年12月の研究所の忘年会にて、お酒も入り、かなり私が調子づいていた時に

当時の所長より、

 

『海外へ行って勉強することに興味ある?』

 

と、話題をふっていただき、

 

『チャンスがあれば、是非』

 

と、お答えしたのが私の海外研修の始まりです。

このブログは自分、妻、長男(中3)、長女(小4)、次男(小1)、三男(3歳)の6人でのアメリカ生活の記録です。