とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

第40週 家族の帰国(飛行機乗遅れ記録)

 f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20180101025358j:plain    3カ月間のしばしのお別れ

 

あけましておめでとうございます。さて、前回の続きです。
クリスマスの朝に家族が帰国する予定でしたが、色々なトラブルが重なり、飛行機に乗り遅れてました。
人生の中で、あってはならない大失態ですが、自分への戒めのつもりで、記録を残します。

トラブル1.雪が降り、風も強く悪天候
クリスマスの時期なので、雪が降ることは当然想定していたので、Syracuse空港の近くのホテルに前泊しました。離陸90分前に空港に着くように予定しておりましたが、車の雪下ろしに思った以上に時間がとられてしまいました。

トラブル2.空港前の道路が閉鎖
5人分の荷物(段ボール7箱、スーツケース3つ、他手荷物5個)が多かったので空港前に車を停め、荷物を降ろした後に駐車場へ向かう予定でおりました。夏に両親を見送った時に、アメリカン航空のカウンターの位置を確認していたので、最短距離で荷物を移動できる入口は確認済みだったのですが、空港前につながる道が封鎖されており、駐車場から荷物を運ぶ必要がありました。

トラブル3.ポーターさんを簡単に見つけられず
当初、空港前に止めればカウンターまでの距離は30mぐらいなので、最悪、自分たちで荷物をカウンター前まで運べばと考えておりましたが、駐車場から空港へは、空港前の道が封鎖されているため、連絡通路を通る必要がありました。連絡通路は駐車場2階からは階段を上り、駐車場3階からは階段を下った2階と3階の中間にありました。10個の大荷物を自分たちの力でカウンター前まで運ぶのは無理だと思ったので、エレベーターから荷物を移動している間に、ポーターさんを探しに長男が空港へ向かいましたが、ポーターさんを見つけることができませんでした。私が再度、空港へ向かい、なんとかポータさんを見つけることができました。

上記の3つのトラブルが悪循環のように重なり、カウンター前に到着したのは離陸45分前、乗り継ぎ有の国内線なのでギリギリ大丈夫であろうと、機械で搭乗手続きをしていたら、エラーが表示され、係員さんに見てもらうと、『Too late』の一言。

せっかく前泊をしたのだから、前日に空港の様子を下見するべきでした。両親を見送った時に、空港の構造を確認していたことが仇となりました。過信は禁物でした。5人分の飛行機代、正規料金だと100万円越えかなぁ、などと呆然と考えておりましたら、係員さんがチケットとパスポートを出してというので、5人分のチケットとパスポートを渡し、2日後の同じ時間の飛行機を5人分手配してもらいました。がっくりと項垂れる私に『水曜日は6時半までに来てね!はい、あなたは何曜日の何時までにここに戻ってくるか、言ってみて!』と言われたので、『私は水曜日の朝は5時半にここへ来るようにします』と返事をし、チケットとパスポートを受取り、帰りました。

一生懸命おろした荷物を車に乗せ、この時点で朝8時半過ぎ、宿泊したホテルが運よく2連泊追加でとれたので、とりあえず、チェックインまで温かい所で過ごそうとDestiny USAへ向かいました。webを見ると10時開店とのこと、ただしクリスマスは時間変更の可能性あり、との意味深な記述がありました。アメリカのクリスマスは家族で過ごすのが基本・・・10時になってもお店は閉まったまま。どうやら映画館のみ営業しているようです。誰もいない巨大ショッピングモールを散歩した後、おなかが減ったけど、フードコートも当然開いておりません。webで他の場所で開いているお店を探し始めましたが、24時間営業のあのWalmartですら、クリスマスはお休み、なんとマックは全店ではありませんが、開いているお店があるようです。ホテルへ行く途中に開いているマックがあるようなので、そこへ向かいました。マックに腹ペコ状態で到着、ハンバーガーとポテトがとてもおいしかったです。さて、チェックインは15時となっていますが、ダメもとでホテルへ行ったところ、朝と同じ人がロビーにいてくれました。『飛行機に乗り遅れちゃって・・・』と予約を確認してもらったら、『どうぞ、部屋に入ってください』とのこと。この日の午後はテレビを見ながら、まったりと過ごしました。

翌日は再度、Destiny USAへ向かい、本当に最後の想い出ということで、WonderWorks という室内遊園地のようなところで子供達と遊び倒しました。(妻はもう荷物が入らないというのにお買い物へ・・・)また、Destiny USAに来た時に毎度、気になっていた、CanyonClimbという、2階から3階までの吹き抜けにロープが張り巡らされたアトラクションに長男、長女、次男が挑戦しました。思いっきり遊び、フードコートで食べたいものを食べ、アメリカ生活に思い残すことはないと言わんばかり、最後の一日を家族で楽しみました。ホテルへ戻り、明日は早いから早く寝ようとしたら、長女が『飛行機の席はバラバラになるの?』と心配そうな顔で、聞いてきました。帰りのチケットの事は見て見ぬふりをしてきましたが、重要なことです。振替のチケットを手配してもらった時に、特に費用を請求されておりませんでしたが、帰りをクリスマスの朝に決めたのは、チケットが安かったからです。再発行してもらったチケットには座席の表記がなく、名前と便名だけが記載されておりました。webで座席指定をしようとしても、変更できない座席が確定していないチケットでした。『バラバラになっても、離陸したら、日本人の人に席が近くなるようにママが頑張るから・・』と答えると、長女は泣き出してしまいました・・・

翌朝、全員4時半起床、長男と私は5時に先に車で空港へ向かい、荷物をおろし、妻と3人の子供達は5時半にホテルのシャトルバスで空港へやって参りました。カウンターには月曜日の朝と同じメンバーの方々が『本当に5時半に来たね!』と温かく迎えてくださりました。正式なチケットを発券してもらった後、恐る恐る座席を見ると、なんと5人並びの席をとってくれていました。涙が出そうになりました。しかも追加費用も必要ないとのこと。神様、仏様、アメリカン航空様!チケットの手配をしてくれて方に何度もお礼を言って、荷物を預け、搭乗口へ向かいました。

こうして無事(いや、有事ですね)、家族は日本へ2日遅れで帰国しました。もう二度と、飛行機に乗り遅れることは私の人生においてないようにしたいと思います。後ほどwebを調べたら、飛行機に乗り遅れた場合、色々なケースがあり、私の場合は、本当にとても幸運なケースであったことがわかりました。クリスマス休暇を与えすぎてニュースになったアメリカン航空ですが、とても良い航空会社の一つであると思います!2017年のクリスマスはおそらく生涯忘れることはありません。

教訓
1.雪の空港は夏の時とは別物。必ず下見をすること。
2.国内線とは言え、荷物が多い場合は90分前に搭乗手続きを完了させる。
3.遅れても、代わりの飛行機を手配してくれる場合があるので、カウンターへGo!