とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

第37週 Downtown Ithaca Ice Festival

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20171212032348j:plain     ガスバーナー後の氷の彫刻(この彫刻が優勝したそうです)

週末にDowntownで毎年この時期に開催されているというIce Festivalがあり、最終日の土曜日には米国内の氷彫刻家による賞金$9,000をかけたIce carving competitionがあるということで、完成まじかの時間帯を狙って行って参りました。
Ithaca Commonsへ散歩目的(含むポケモン狩り)で来るのは9月末のApple Harvest Festival以来です。最高気温が零度ですので、歩いているだけで、寒くなります。考えてみたら気温が零度超えていたら、氷の彫刻が溶けだしてしまい、製作が格段に難しくなるんでしょうねぇ。Ithaca Commonsのそれぞれの場所10か所ぐらいで氷彫刻家さんが、作品を一生懸命仕上げておりました。中には、崩れてしまった残骸だけが残っているブースもありました。この大きさの氷彫刻を作成している風景を初めて目の当たりにしましたが、『この大きさの氷をこの角度でくっつくの?』というようなものを、熱い鉄板を氷の接着面どおしで挟み込み、次々と接合させていく技術は本当に見事なものでした。大きな部品を接合させるたびに自然と拍手が沸き起こりました。すべての大きな部品を接合し終えると、ガスバーナーで表面を溶かし、光の乱反射で白かった氷の彫刻がミルミルと透明に変化していく様子はとても幻想的でした。氷彫刻の作品以外にも、座ることができる氷の王座や氷でできた記念撮影用の顔を出すやつ(笑)があり、最後の家族でのダウンタウンの散歩を、寒かったけど楽しむことができました。

翌日曜日の午後には、長女がSciencenterへ行きたい!ということで、下三人の子供を連れて、最後となるであろうSciencenterへ行って参りました。何度となく、Sciencenterに行きましたが、今回初めて駐車場が満車という状態に出くわしました。皆さん、考えることは同じです。雪が降って寒い時にはSciencenterが鉄板ですね。外の遊具で遊んでいる子が一人もいないので、室内はちょっと人が多すぎてカブトガニタッチも順番待ちだなんて初体験でした(笑)。長女の一番の目的であった工作のブースも今までにないぐらい、テーブルの上は散らかり放題、やっとスペースを確保し、3人の工作が始まりました。この日はちょうど妻の誕生日だったので、子供達はママへのプレゼントをここで工作したかったのだそうです。三男はオリジナルマラカスを作成した後、力尽き、寝てしまいました。その後も、長女と次男の工作は続き、それぞれの力作が完成しました。長女はママへのお手伝いチケットとそのケース、次男はママへの手紙とそのケースだそうです。本当にやさいい子供達に育ってくれて、とてもうれしく思いますって、私からの子供達へ情操教育は皆無に等しい(というか反面教師?)ので、すべては妻の子育ての賜物。ありがとう、妻。お互い44歳の誕生日をIthacaで迎えることができたことは人生の良い思い出になるだろうと思います。