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とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

第6週目 やっと実験を始めました

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20170513050820j:plain      Cornell大学に来て初めて合成した試料記念すべき第一作目

 

4月の研究室ミーティングで教授よりとある触媒を合成するように言われてから、合成までに3週もかかってしまいました。というのも、私が日本で合成していたのは固相反応による金属酸化物(セラミックス)が主だったので、カーボン上に金属を担持した触媒を、しかも液相合成するのは、はじめての経験でした。まずは論文調べから始まり、続いて実験器具の購入、試薬の入手と、思った以上に時間がかかってしまいました。Cornell大学特有の事か、アメリカで一般的なことなのかわかりませんが、基本、実験器具等は自分だけの専用、試薬についても、日常的に使用する試薬は共通ですが、合成用の出発原料は基本個人で購入するようです。洗瓶や手袋、薬包紙、ウェスにいたるまで、自分用を用意するそうです・・実験器具を購入のためのIDとパスワードを教授からもらい、地下にあるSTOCKROOMへ行き、必要な品物を購入してきました。

原料となる試薬は数mg程度しか使用しないので、試薬管理システム(web)で在庫を確認し、持っていそうな院生にお願いし、試薬を分けてもらいました。有機溶剤が置いてある部屋は別の教授の研究室だったのですが、そこでも実験用のスペースをもらっていたので、そこで実験を始めてしまいましたが、あとで聞いたら、合成実験は自分の研究室でやるべきだよ、と注意されてしまいました。一人で実験をするのは万が一の時、危険ですもんね・・ごめんなさい。と、いろいろ、ありましたが、あまり使い慣れない有機溶媒を使用しながら、何とか論文に書いてあった手順に沿って、触媒試料を合成することができました。ただ、まだXRDを取っていないので、ちゃんとできているかはまだ不明です・・

 

かなり久しぶりの実験だったので、勘を取り戻すのに時間がかかりますが、でもやっぱり、モノができるとうれしいですね。これからどんどん(安全第一で)実験を進めたいと思います。