とある大学のTechnician(技術職員)

とある大学の技術職員の海外研修の記録です

第5週目 渡米後1ヵ月が経過して

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         コーネル大学の時計台の見える広場から

 

振り返ってみると、あっというまの怒涛の1か月でした。

渡米してからの1か月間をまとめておきます。

 

1)電話でインターネットとケーブルテレビ(タイムワーナー)の契約

2)プリペイドSIM(H2O)の購入・開通

3)銀行口座の開設(デビットカードの入手)

4)中古車の購入

5)ソーシャルセキュリティーナンバーの取得

6)小学校の手続き

 

この1か月を振り返っての感想など

・Ithacaの人たちはとても親切(留学生が多い街なので、英語がへたくそな外国人にも丁寧に対応してくれる)

・車は必需品(Ithacaは坂が多いので自転車はスポーツ好きな人用)

・買い物はデビットカードで処理するのが一番スマート

・スーパーは会員登録しないとお買い得品がお買い得にならないところが多い

・単位がガロン・ポンド・マイルなので、換算式を頭に入れておかないと困る

・NYの小学校は掛け算と割り算をセットで教えている(シンガポール式Mathが多いらしい)

 

車の燃費(コスト)がメチャクチャ悪いなーと思っていたら、ガソリンはガロン表示、走行距離はマイル表示なわけで、実際にちゃんと換算したらガソリンは約半額、燃費もそれなり(約10 km/100円)でした。子供の宿題もガロンとカップの関係とか、そっちのほうが教えるのに難しかったです。小学校3年生の算数で少数の掛け算と割り算をやっているので、それがまた教えるのに大変でした。

プリペイド式SIMは1ヵ月経過したので、お店でカードを買ってきてリチャージしました。私の場合、開通時にちょっとしたトラブルがあって、あとで気づいたのですが、LTEでのデータ通信3Gbの30ドルプランのはずが、サービスで12Gbの60ドルプランになっていました。ですのでプラン変更の手続きが追加で必要だったため、自動応答の電話でプッシュホン操作しなければならず(ネット上からプラン変更すると電話番号が変わってしまう感じだったので・・)、かなり手古摺りました。今後の更新はデビットカードでのネット決済にしたほうが楽みたいです。

 

アメリカにはゴールデンウイークがない、実はこれが今一番痛かったりして・・

第4週目 小学校へ編入完了

f:id:ToaruDaigakuNoTechnician:20170428040006j:plain アパートから小学校までは500m足らずですがスクールバスを利用してます

 

先週、子供たちを連れて小学校へ行ったら『Spring brake』だったわけで、次の火曜日とは4/25だったようですが、念のため、前日の4/24(月)に子供たちを連れて、小学校へ行きました。先日いただいた書類を渡そうとしたら、

 

私『サインして書類を持ってきました』

担当者様『この書類はここに提出ではないです』

私『この間、子供たちと来てと言われたのですが・・』

担当者様『ちょっと待ってくださいね』

 

私が内容を正確に理解していない様子をさとり、なんと日本人の先生を呼んでくださりました。Y先生が正確に通訳してくださりました。どうやら書類は『Ithaca City School District』へ提出しなければならなかったらしいです。Y先生が言うには今日中に提出すれば予定通り明日から受け入れてくださるとのこと、『これから提出してきます』ということで、聞いた住所を頼りにIthaca City School Districtの担当部署に書類を提出してきました。すぐに小学校へ確認の電話してくださり、無事、翌日から登校できるとのことでした。

 

翌朝、子供たちと再度、小学校へ行きました。入口で前日通訳をしてくださったY先生とESLのお二人の先生が出迎えてくださりました。そのまま子供たちと私達両親と一緒にESLの教室へ連れて行ってくださり、子供たちの英語の理解度チェックをしてくださりました。ESLの先生はとてもやさしい口調で話しかけてくださり、子供達の緊張をやわらげてくださりました。日本へ帰ったら、外国人の学生にはこういう風に接してあげなければ・・外国人の側の立場になってみて、初めてわかることですが、とても勉強になりました。その後、学校内の教室等を案内してくださり、各部屋の紹介と注意事項等を教えてくださりました。親同伴で案内してくださるので、子供達も緊張せず、また親も安心しました。大学のみならず、小学校までも外国人の受け入れについては日本とは格段の差があるように思いました。編入に関し、いろいろな説明を受けましたが、日本で諸先輩方のwebを見て勉強していたつもりでも、見落としていたことがかなりあるので記録として残しておきます。以下の事はNY, Ithaca、もしかするとこの小学校だけのルールかもしれませんが参考になるかと思います。

 

・小学校には午前中におやつの時間があり、果物等のおやつを持参する

・ピーナッツアレルギーの子供が多いので学校にピーナッツ関係を持ち込まない

・部屋に入る前に手を洗ってから入る(外に行っていなくても)

・スクールバスは無料

・給食は有料

・保健室の先生が必要な注射のリストを作成してくださる

・学校経由で注射を受ければ格安だが、一般病院だと1本につき数百ドルかかる

・文房具は年度初めに各自が持ってきてそれを共用するので、個人が毎日持っていく必要はない

 

Y先生がいらっしゃらなかったらどうなっていたか・・

子供達が編入するクラスにて担任の先生がクラスメイトにうちの子供たちを紹介してくださりました。長女、次男のどちらのクラスにも日本人の子がいて安心しました。

翌日から、スクールバスに乗って登校することになりました。

 

Y先生、ありがとうございました!

 

21日目 Ithaca周辺をドライブ

f:id:teyrskhagi:20170425012002j:plain         4/23(日) Cayuga Lake のほとりのStewart Parkで

 

HさんからCayuga Lakeの畔にStewart ParkとTaughannock Falls State Parkの二つの公園を教えていただいたので、サンドイッチを作って行ってまいりました。

Stewart Parkは13号線をおりてすぐのCayuga Lakeの最南端の畔に位置する公園でアパートから10分もかからず到着いたしました。公園の中心にはアパートにある遊具よりもスケールの大きな遊具がありましたが、ほとんどの遊具の下が前日の雨のため水たまりで、ブランコぐらいしか、遊ぶことができませんでした。ロケーションはCayuga Lakeの最南端ですのでとても素晴らしい景色でした。遊具で遊ぶのはまたの機会ということで、Taughannock Falls State Parkへ向かいました。

Stewart Parkから車で20分ぐらいでTaughannock FallsのRock Fallの展望台に到着しました。日光の華厳の滝を太くしたような高低差のある見ごたえのある滝でした。どうやら、滝壺周辺まで歩いて行けるようですが、展望台からの道はなく、下流から散策するコースがあるようです。

滝を後にし、Taughannock Falls State Parkへ向かいました。ここは駐車場が有料のようで、ナイアガラの滝の駐車場は10ドルでしたが、こちらの駐車場は8ドルでした。Cayuga Lakeの畔にやはりたくさんの遊具があり、どれも日本では見たことのない遊具ばかりでした。遊具の置いてある遊び場には木のチップが敷き詰められており、子供が遊具から落下してもけがをしないようになっていました。駐車場が有料ではありますが、その価値は十分あると思います。どちらも素晴らしい公園を紹介していただきました。また来たいと思います。

20日目 Barnyard Fun Day @ Cornell大学

f:id:teyrskhagi:20170425011914j:plain        4/22(土) Barnyard Fun Dayに行ってきました

 

The Block and Bridle Clubの学生たちによるBarnyard Fun Dayというイベントに行ってまいりました。Cornellで知り合いになったHさんの奥様より、妻あてにお誘いのメールをいただきました。昨日の記録にCornellの駐車場事情について記しましたが、Hさんの奥様に、どうしたらよいか、詳しくお伺いしました。すると、スマートフォンアプリにCornellの駐車場アプリがあるそうです。また、デビットカードで直接、自動支払機を利用すればよい、とのことでした。早速、Barnyard Fun Dayの会場近くの駐車場に車を停め、自動支払機を操作しましたが、うまくいきません・・土曜日は無料だそうです。勉強になりました。次回、妻のデビットカードの受取の際は、こちらの自動支払機を利用しようと思います。

Barnyard Fun Dayは子ヤギ、子牛、ひよこ、馬、豚などの家畜さんが勢ぞろいでしたが、うちの子供たちは動物のにおいにやられてしまい、楽しめていなかった様子です。帰りにStocking Hallでアイスクリームを食べようと、考えておりましたが、土曜日は12時からの開店ということで、まだ開店には時間があったので、Ithacaのダウンタウンでおいしいというアイスクリーム屋さんへ行き、アイスを食べてまいりました。帰りにHさんの奥様よりお伺いしたWegmans(食料品スーパー)へ行ってきました。良いお店を教えてもらえました。

19日目 Cornell大学の駐車場事情

f:id:teyrskhagi:20170425011834j:plain      4/21(金) 1本、1本の木に何やら、掲示がされています・・

 

妻と子供たちがやってきて1週間になろうとしていますが、買い物はいつも家族全員で行っています。私が大学に行っている間に買い物へ行ってくれると大変助かるのですが、デビットカードは私の分しか作成していないため、支払いのために私も同伴している感じです。ということで、妻用のデビットカードを作成するため、研究室を14時にはあとにし、妻を連れてて銀行の窓口へまいりました。車で大学にやってきたのですが、なにやら、勝手に開いているところに止めてはまずい様子で・・結局、安全策として以前、研究室の大学院生に、『ここなら24時間以内の駐車はオッケー』と教わった場所に止めてきました。しかし、これでは不便です。デビットカードの受取の際も本人でないとダメでしょうから、今後の事も踏まえて駐車場をどうするか、リサーチする必要があります。妻のデビットカードですが、私との共同口座ということで、滞りなく申請できました。来週にはデビットカードが手に入るそうです。

 

写真についてですが、どうやら、25年間でそれぞれの木の経済効果が示されているようです。先日までこのような掲示はありませんでした。さすがCornell大学です。

18日目 3度目の研究室ミーティング

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       コーネル大学より低い位置にIthacaの中心街があります

 

4/20(木)コーネル大学に来て、3度目の研究室ミーティングがありました。この約3週間、たくさんの人たちとお話をしました。その成果か、前回までのミーティングよりもかなり、内容を理解できるようになったような・・(気のせいかもしれません)とはいえ、教授が学生に質問をして、『おそらく、こういうことだろうなぁ』と思っていたら、学生は答えられず、その後、教授が解説してくださり、自分の思った通りだったので、話を聞き取ることができていて、とてもうれしく思いました。

 

午後はアパートへ帰り、妻を自動車保険の運転者に加えべく、保険屋さんへ向かいました。運転者追加は約80ドルでした。その帰りに中古車屋さんへ行き、ガソリンの種類を再確認してきました。アメリカではガソリンの種類はお店によっても異なるようですが87のレギュラー、89のプラス、92のプレミアムがあります。レギュラーと軽油はほとんど同じ金額でした。購入した車は87オクタンとのことですので、一番安いレギュラーで大丈夫なようです。帰り道に給油して帰りました。1ガロン(約4.5リットル)約2.5ドルなので、日本の半額以下でしょうか。日本で使用していた車と比べてかなり燃費の悪そうな車ですが、ガソリンが安いから問題なしです。

17日目 中古車を購入

f:id:teyrskhagi:20170422023425j:plain          4/19(水)に念願の中古車を購入しました。

 

アメリカでは中古車を購入する際、個人売買が盛んです。先週、個人売買サイトで3000ドルで売られていたワゴン車のVINを確認し、事故車ではなかったので、売主の許可の上で車整備のお店に持っていき、車を見てもらいましたが、そのままでは車検が通らず、高いものになるよとアドバイスをもらい、購入を見送っていました。

先日、Wal-Martの近くの中古車屋で、5000ドルのHONDAのSUV車を見つけ、VINを控えて帰ってきました。VINを確認したら2度の事故を経験しているようでしたが、その後の修理記録はなかったので2度とも小さな事故だったようです。VINのメンテ記録ではHONDA-Ithacaで車検等を実施しており、エンジン回りのメンテもHONDA-Ithacaで1年前に行っていたので、素性の良い車だろうと思い、研究室の大学院生にも相談し、『Good』とアドバイスをもらったので、自転車でお店まで行き現金で購入しました。

ディーラーさんはとても親切で、車検、自動車保険、ナンバープレートの取得まで、ほぼ半日付き合ってくれました。研究室の大学院生に聞いていた諸経費の大体の相場とほぼ同額だったので、本当に親切なディーラーさんでした。取得したナンバーを自分で取り付け、ディーラーさんにお礼を伝え、車に自転車を乗せ、初めての左ハンドル、右側通行でアパートへ帰ってまいりました。その後、家族みんなで買い物へ出かけました。

 

備忘録として、以下に私の中古車購入の記録を残します。

1)VINをCarFAXで確認(有料)

2)必ず試乗すること

3)車のガソリンの種類を確認(アメリカはレギュラーとハイオクだけではないので)

4)ナンバープレートを取得の際に必要だった『the 6 points of ID』は以下の通り

 ・国際運転免許と日本の運転免許

 ・パスポート(本人確認)

 ・コーネルIDカード(職場の確認?)

 ・アパートの契約書コピー(住所の確認?)

 ・携帯電話番号

 ・デビットカード(お金を持っている確認?)